ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

GMBA Life ~アジアセッションご紹介 (Class of 2018)~

今回は、Global MBA (略してGMBA)のアジアセッションプログラムをご紹介したいと思います。GMBAは企業派遣やファミリービジネス生向けプログラムで、主に日本・韓国・中国・台湾・タイ・インド等のアジアエリア出身者でクラスが構成されています。人数は35名前後のクラスとなっており、韓国・日本・中国を拠点にコアクラスを一緒に勉強します。下記は私たちClass of 2018の学習順ですが、科目の順番は年度によって変更されるようです。

 

■韓国編(ソウル)(2月~3月前半)

学習科目:Pre-MBA/Communication/Statistics

到着当初はマイナス10度を下回る寒さ(最低気温-15度!!)。人生で体験した事のない寒さと、日々の辛い料理で勉強をする前に圧倒されました(尚、筆者がクラス内で最も辛さに弱いようでした。市販のカレーで「辛口」が食べられないレベルです)。途中からは辛い料理を断念し「No Spicy Team」なるチームをクラスの数名で結成し、極力辛くない料理を食べて過ごしました。韓国焼肉は美味しいです。ソウルと日本の文化や雰囲気は近いように感じました。

 

f:id:japanmichiganross:20180416054518j:plain

統計学のテストで平均80点以上だったのが衝撃。ここから、自己ベスト=平均点との戦いが始まりました。 

 

■日本編(大阪)(3月後半、4月)

学習科目:Microeconomics、Financial Accounting

辛さと寒さで大変厳しい生活を経て、いざ大阪へ。近くにローソン・松屋・すき屋・マツモトキヨシ・そしてデパートがあり、更に私は関西生まれでもはやホームと言っても過言では無かったので大変快適でした。

 

ツアーは城崎温泉(1泊2日)と京都へ行きました。城崎温泉へは総勢41名の大がかりなものを、日本人チームで実施。最初は温泉文化の無い国の方々は戸惑っていましたが、最終的にはかなり喜ばれていたようでした(最終的に、何箇所も温泉巡りをしていました)。

 

ミクロ経済は大学の際にも履修しましたが、Rossの授業ではより実際のケースに基づいた内容(例えば、値上げすべきか、値下げすべきか、事業をやめるべきかなどをミクロ経済学的に判断する)で理解しやすいと感じました。会計は初めての履修でしたが、特にキャッシュフロー計算書を見て企業活動の健全性を判断するといった授業が興味深かったです。引き続きクラスのテスト平均が8割を上回っており、皆さん優秀な上に夜中まで勉強されるので、置いて行かれないように努力するのが精一杯。

 

f:id:japanmichiganross:20180416054552j:plain

■中国編(北京)(5月)

学習科目:Financial Management、Strategy

人生初の中国入り。食事は日本食も有り比較的充実。日本でも有名な鼎泰豊(台湾のお店ですが)が美味しく序盤は元気に過ごしていました。紫禁城と万里の長城を見に行きましたがどれも広大でスケールの大きさを感じました。万里の長城は思っていたよりも急勾配で足を滑らせたら死んでしまうのではないかと思うほどでした。

f:id:japanmichiganross:20180416054631j:plain

このセッションではファイナンスとストラテジーを学習しました。特にストラテジーが面白く1日に2ケース+講義資料+補助教材という膨大なリーディング資料が有りましたが、全て読み込んで授業に参加、大学のデータソースの使い方なども理解しました。課題提出のために激しい激論バトルも交えながら、気が付けば朝を迎えました。

 

そして、韓国、日本、中国と渡った私たちGMBAメンバーはいよいよ米国(アナーバー)へ移動します!!