ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

クラブ・課外活動紹介

こんにちは、Full-Time MBA1年生のR.Sです。

今回はRossにおけるクラブ活動や課外活動について簡単に紹介したいと思います。

 

【概要】

クラブ活動は大きく以下の4つのタイプに分かれます。

・1つ目は、Professionalクラブで、就活用のクラブです。就活情報を交換しあったり、面接の練習をしたり、企業を呼んだネットワーキングイベントを開催したりしています。

私はFinance Club、Women Who LaunchというStartup×Womenというコンセプトのクラブ、Entrepreneurship Clubの3つに在籍していますが、社費留学のため、たまにイベントに顔を出す程度の活動をしています。

・2つ目は、プロジェクト型のクラブで、地元企業や新興国企業(クライアントはクラブによって異なる)にコンサルティングをしたり、デトロイト活性化のために高校生に経営を教える活動をしたりしています。就活に繋がるような活動も多いです。

私は Community Consulting Clubで活動しました(後述)。その他、プロジェクトには参加していませんが、デトロイト活性化クラブや新興国クラブにも入っています。

・3つ目は、Funクラブで、遊び・趣味を目的としたクラブです。毎週木曜日にRossの学生がバーで集まって飲むイベントがあるのですが、その参加費用のディスカウントをもらえるクラブだったり、ワインに関連したイベントに安い金額で参加できるクラブだったり、というものです。私は入会金の高さを理由にどれにも入っていません(笑)

・4つ目は、コミュニティ型のクラブで、日本、中国、韓国、ラテンアメリカ等インターナショナルの学生がそれぞれの国をベースにしたクラブを持っているほか、アジア系アメリカ人や黒人のクラブなど人種や民族を背景にしたクラブもあります。私は日本のクラブであるJBA(Japan Business Association)に入っています。年に数回イベントを開いているほか(この前はNBA観戦に行きました!)、日本に関連した就活情報を得ることもできます。

また上記の他に、いくつかのスクールファンド(Student Investment Funds)があります。大学からお金をもらってRossの学生が運営しているファンドで、クラブ的な活動をしつつ、教授が指導役でついてくれ、さらに授業の単位として認めてもらうこともできます。私は新設されたInternational Investment Fundに入りました(後述)。 

また、〇〇チャレンジと呼ばれるPitchコンテストみたいな企画は色々あり、私はFinTechチャレンジとInvestmentチャレンジの2つに参加しました(後述)。

 

【自分自身の主な活動】

Community Consulting Club (以下CCC)

CCCは、地元の企業やNPOに対してコンサルティングをするクラブで、コンサルティングファームのPwCがスポンサーについてメンターをしてくれるプロジェクトでした。

私は、Boy Scoutという青少年育成団体(キャンプやリーダーシップ育成プログラムを提供するNPO)のプロジェクトに入りました。課題は、Adventure cardという新しいFund Raisingのプロジェクトをどうメンバーにマーケティングしていくか、というものでした。

とても良いチームで、プロジェクトを非常に楽しむことができました。チームメンバーは、MBAの同級生でコンサル志望の3人と、政治のMaster Degree専攻の学生1人と、学部生1人でした。皆とてもInclusiveで、プロジェクトを進める意欲も強く、毎週ミーティングを重ねてプロジェクトを進めていく過程を楽しめました。また、授業で学んだマーケティングの知識を実際に活動に活かすことができたのも良かったなと思いました。

 

International Investment Fund(以下IIF)

もともとスクールファンドのどれかに入りたいと思っていたので、新設されたIIFのメンバー募集を聞き、真っ先にアプライを決めました。それまでの授業で学んだことを活かしつつ企業の財務分析などの選考を経た結果、入ることができました(スクールファンドの選考は総じて競争率が高いので、しっかりと準備をすることが重要です)。

まだプロジェクトはそこまで進んでおらず活動はこれからという状況ですが、本格的に始まったら深く関わりたいなと思っています。ファンド自体はインドの中小企業への投資を目指していて、その目的に向けてキャパシティビルディングやソーシングなどに取り組み始めたという状況です。

 

・FinTechチャレンジ

大学の組織がフィンテックに力を入れ始めており、Pitchコンテストが開催されました。当初は参加するつもりがあまりなかったのですが、せっかく時間があるので参加すればいいじゃん!という気持ちに変わり、参加しました。

メンバーはランダムにアサインされることを希望し、コロンビア出身のMBAの同級生と、ベトナム出身の交換留学生(学部生)とチームを組みました。グループ内で熱く議論して提言をつくりあげ、最後はプレゼンをしました。表彰されなかったことは少し残念でしたが、いい経験ができたと思います。

 

・Investmentチャレンジ

これも大学が毎年行っている企画で、ビジネスを評価するInvestmentサイドでPitchコンテストを行うものです。私は、インド人、中国人、台湾人の同級生と国際的なグループを組んだのですが、残念ながらステップ2の段階でTopグループに選ばれず、チャレンジは終わってしまいました。

ただその過程で、Michigan Business Challenge(これはミシガン大学の全学生が参加できるビジネスアイデアのPitchコンテスト)のPitchを聞くことができ、エンジニア出身の学生が考えたビジネスを実際にかたちにしている話を聞けてとても面白かったので、参加して良かったなと思っています。

 

総じて、1年目から色んな活動に参加できて面白かったです。

来年は、もう少しリアルな現場に近い活動に参加できればと思っており、IIFの活動に全力を尽くしたいと思います!

 

Go Blue!