ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

Wolverines / 大学スポーツ観戦事情

こんにちは、FTMBAのAです!インドMAPに続いての投稿です。ミシガン大学を語る際に欠かせないのが「アメリカンフットボール」であり、そちらについては昨年度に以下の投稿で詳しく記載されていますので、今回は、アメフト以外のスポーツ観戦(特に子連れ)について紹介します。

 

・・・本題に入る前に、アメフトについて少しだけ触れます。

2022年のMichigan Wolverinesは、前年に続きOhio State Buckeyesとの"The Game"にAwayで45-23の大差で勝利(敵地での勝利はなんと22年ぶり)し、2年連続のBIG10 Championのタイトルを手にしました!

AwayのためWoodburyの在校生宅に集結し、BBQをしながらテレビ観戦で大いに盛り上がったことは、MBA生活1年目のハイライトの1つになりました。

なお、試合のハイライトはこちらをご覧ください。映画のような仕上がりになっており、熱狂的なファンの雰囲気も感じ取れるかと思います。

 

話が逸れましたが、ここから本題に入ります。まずは、各スポーツについて簡単に説明する前に、子供向けのプログラムである、Wolverine Kids Club Home - University of Michigan Athletics (mgoblue.com)についてご紹介します。

 

Wolverine Kids Club

6年生以下の子供なら誰でも無料で参加できるプログラムで、試合観戦のたびに貯まるポイントでWolverinesのグッズ(サングラスやペナント、Tシャツやリストバンドなど)に交換できたり、Kids club dayには無料もしくは大幅な割引で試合観戦ができたりと、Benefitが充実しています。

昨年度から無料のBlue membershipに加えて有料(年間$35)のMaize membershipが新たに設定され、上述のBenefitに加えて最初からグッズがもらえたり、バスケのボールキッズ等の機会もあるようです。

私自身は昨年度途中から無料会員で登録したのですが、子供がWolverin goodsとスポーツ観戦にはまったため、ポイント集めを兼ねて毎週のように様々な試合会場に足を運ぶことになりました。Kids clubメンバー限定で、アメフトの選手たちと交流できる貴重なイベントもあり、来年度は有料会員への登録も検討しようと考えています。

もしお子様帯同でアナーバーにいらっしゃるなら、ぜひKids clubに登録して、親子でスポーツ観戦を楽しんでみてください!

 

ここからは、各スポーツの簡単な紹介に移ります。

アメリカの4大プロスポーツといえば、アメフト、バスケットボール、アイスホッケー、野球ですが、これらは大学スポーツでも同様に人気があります。アメフトがFall、バスケとアイスホッケーはWinter、野球はSpringと時期もずれているので、シーズンオフの夏休み期間を除けば、常に何かしらのスポーツの試合が開催されているといっても過言ではありません。

 

バスケットボール

アメフトの会場であるBig houseに隣接するCrisler Centerで行われます。アメフト同様にStudent向けのシーズンチケットも販売されており、チアやブラスバンドも入ってプロの試合に劣らない盛り上がりを見せます。

男子は1988-89年シーズンにはNational Championにも輝いたこともあり、NBA選手を数多く輩出している名門で、ほぼ毎年のようにNational championを決めるトーナメントに出場していたのですが、昨年度はトーナメント出場を逃してしまいました。

個人的なおすすめは、女子バスケです。男子バスケのチケットは高価で、スタンド上段の席ではどうしても臨場感が落ちてしまい、子供の集中力も途切れがちな一方、女子バスケのチケットは$8でGeneral Admission(一部指定席のゾーンを除く自由席)となっており、開場に合わせていけば、コートのすぐ近くの席を確保できます。演出や応援も男子と同様で、ハーフタイムショーもあり、飽きさせません。

 

アイスホッケー

キャンパスの南側、Big houseやCrisler Centerから線路を挟んだ場所にあるYost Arenaで行われます。Michiganは直近では1996年・1988年にNational Championに輝いている古豪で、過去2年連続でBIG10のタイトルを獲得しています。昨年は、残念ながらTournamentのSemi finalで敗れてしまいました。

アイスホッケーの良さは、何といってもフィールドとの距離の近さ・臨場感です。アメフトやバスケに比べるとコンパクトな試合会場で、席からフィールドまで近ければ最前列、数列目でも選手同士のコンタクトや壁に激突する音が聞こえてきます。ブラスバンドの演奏に合わせて応援も盛り上がり、試合時間も2時間程度とアメフトの半分で、子供にとっても飽きにくいです。

アメフトはStudent ticketでの入場にIDが必要(学生以外は追加料金の支払いが必要)なのですが、バスケやアイスホッケーはStudent ticketでもIDなしで入場できます。ですので、Student ticketを入手できれば子供を連れていけるのもありがたい点です。

私は昨年度勢いでシーズンチケットを購入し、金・土などで2連戦になるので、どちらかの試合のチケットをもう一つの曜日と交換して子供分を確保し、全体の1/3程度の試合を観に行きました。

 

野球

Yost Arenaに隣接する、Ray Fisher Stadiumで開催されます。意外なことに、4大プロスポーツな中で唯一、野球だけがCollege sportsでは人気がやや劣ります。シーズンチケットの販売も別枠で、チアやブラスバンドがなく少し寂しい試合観戦になります(但し、Misigan State戦などの人気カードは満席になります)。

アメフト、バスケ、アイスホッケーが終わった後の春にシーズンを迎えるので、少し暖かくなってきたアナーバーの春の陽気を楽しみながら観戦するのはとても気持ち良いです。守備の際に三振を取ると、係員の人がTシャツを投げてくれるのと、ファールボールを拾いに走る子供たちが風物詩です。

 

その他

フットボールやアイスホッケーに加え、テニスや体操、ラクロスや陸上などで、Michigan Wolverinは2022-23シーズンに合計13のBIG10のタイトルを獲得(大学記録)しています。昨年度私が観戦したのは、陸上(室内)、高飛び込み、水泳、レスリングでしたが、どの試合を観に行っても一定数黄色・青の格好をしたMichiganファンがおり、楽しむことができました。来年度は、更に多くのスポーツを見てみたいと考えています。

 

以上です!もしCampus visitでアナーバーを訪れる際は、ぜひそのタイミングで開催されているスポーツ会場に足を運んで、Michigan Wolverinseの雰囲気とGo Blue!の応援の掛け声を体験してみてください!