ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

留学中の出産について

Class of 2019のShinです。

先日ミシガン大の付属病院で第一子が生まれました。今回はアメリカでの出産についてお伝えしたいと思います。

 

出産前の検診や入院、産後のサポートはミシガン大付属病院をフルに活用しました。全米トップクラスの医療機関だけあって、施設は非常に充実しています。セントラルキャンパスの本院以外にもアナーバー市内にいくつかクリニックがあり、カルテを共有しているので場所や時間的な融通も効きます。また、日本語のできるお医者さんがいる上、希望すれば通訳もつけることができ安心です。

 

出産方法の違いで特筆すべきなのは、やはりアメリカでは無痛分娩が一般的という点でしょう。痛みを我慢するなんてナンセンス、というのがアメリカのスタイルのようです。無痛分娩だと出産時の入院期間が非常に短く、一般的には産まれた翌日に退院します。我が家の場合、誘発剤を使ったので分娩が始まるまで2日かかりましたが、それでもトータル3泊の出産入院でした。

 
入院では、ベッド、ソファー、テレビ、バスルームも付いている個室が与えられます。ベッドが分娩台にもなるので、寝泊まりと分娩は同じ部屋です。

食事は、いつでももらうことができる軽食や飲み物に加え、ルームサービスと、下のフロアに行けばカフェテリアもあります。また、個室にある大きめのスクリーンでは病院が提供している健康情報の動画や、ネット、映画も見ることができます。

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入院中何人かの看護師に世話してもらいましたが、フレンドリーな人が多く、常に気を配ってくれたので快適に過ごすことができました。もう一つ印象的だったのは、患者(今回の場合は親)に対して状況と今後の流れをしっかり教えてくれることです。医者が医学部の学生と行う巡回研修には、親も参加することができ、担当の医者が母親と子どもの状態をどう見ているかや今後の処置の流れを聞いたり、こちらが疑問に思っていることを自由に質問させてもらえました。

 

産後のサポートもしっかりしています。産まれた翌日に退院して家に帰ってくると、どうやって赤ちゃんをあやせばいいのかや、うまくおっぱいを飲んでくれないなど、いろいろ知りたいことが出てきたのですが、産後検診に加えて授乳コンサルティングを受けたり、気になることがあればいつでも担当の先生に相談することができ非常に助かっています。

 

海外の入院や出産となると費用が気になりますが、結論から言うと日本と出産するのと変わらない程度の自己負担に収まりそうです。加入している学校指定の保険でかなりの部分をカバーすることができます。(無保険の受診や入院は恐ろしく高いです)

アメリカで病院通いすることになるとは思っていませんでしたが、アナーバーは医療に関しても恵まれた環境にあると感じています。良い病院と保険があればアメリカでも病気や出産を心配せず安心して暮らすことができます。

 

これから学業と育児を両立すべく頑張ります。アメリカでの出産や病院の経験について詳しく知りたい方がいらっしゃればメッセージください。