皆さん、初めまして!Class of 2020のHiroです。
GMBA Class of 2020は、前回のKorea Sessionに続きJapan Sessionが終了し、Ann Arbor前の最終目的地であるSilicon Valleyに移りました。今回のブログでは、Japan Sessionの総括について書かせていただきたいと思います!
その前に自己紹介を簡単にさせていただくと、私は2013年に都内のIT企業に入社し、国内事業・海外事業の営業、事業開発、マーケティング業務に従事してきました。Rossではスクールの強みであるStrategyに加え、未経験の分野であるファイナンス、組織人事周りを中心に勉強をしていく予定です。
このブログの前半はJapan Sessionで修了した2つのコアクラスである (BE591/TO595)について説明いたします。また皆さまご存知の通り、Japan Sessionは日本人学生のホームということもあり、クラスメイトが日本を満喫できるよう様々なイベントを企画することでおもてなしをしました。後半はその授業外の活動についてご紹介いたします。
- Applied Microeconomics (BE591)
Japan Sessionはコアクラスの1つであるApplied Microeconomics(ミクロ経済学)の授業からスタートしました。ここでは企業や国家のStrategyを理解する上で基本となる、ミクロ経済学の理論を学んでいきます。具体的にはPricing, Game Theory等の理解を深めます。私自身、国内の経済学部卒なのですが、その分野の概論を学んで終了という一般的な日本の講義スタイルと異なり、Rossの授業ではミクロ経済学の理論がビジネスの世界でどのように実際に応用されているかを日々のCase Studyを通して考察していきます。経営判断をくだす上で大前提となっているコンセプトがミクロ経済学には多く、目からウロコの内容でした。Rossのクオリティの高い授業のおかげで一見難解なコンセプトもビジネス世界とのつながりをより鮮明にイメージさせることで、知識の定着スピードが飛躍的に上がります。また授業外では教授が野球好きとのことで、プロ野球の観戦ツアーを企画するなど親睦を深めました。
- Applied Business Statistics(TO595)
2科目目は統計学の授業です。統計学の基礎である確率や期待値に始まり、分散、標準偏差、二項分布、正規分布、検定、回帰分析を使った実務への応用まで、企業活動で必要となる統計学の基礎部分について学習しました。授業のスピードがとても早く、また毎日授業後に課されるグループワークが連日深夜まで及ぶなど、私含め多くのクラスメイトが大変苦労しましたが、Tips(現役生に向けて代々引き継がれているアドバイス集)に記載の通り復習をしっかりとする事で最終的にしっかりと基礎を身につける事ができました。Professorは実際のビジネスシーンを多く用いて授業を進めるため、自身の業務をイメージしながら学習する事でより深い理解ができたと思います。
- Corporate Visit
ミクロ経済学修了後、ファインというGMBAのOBが経営されている日本有数の健康食品の製造販売企業に訪問させていただきました。最新技術を使った開発施設のツアー、社長自ら今後の経営戦略や質疑応答に対応いただきました。韓国ではLG, Hyundaiといった国を代表する大企業に訪れましたが、今回は中小企業訪問ということで直接経営に携わる社長に直接お話をお伺いできたことで学生の満足度が非常に高く、また社長のお人柄の良さも相まってディスカッションが大変盛り上がりました。GMBA Office手配のバスで企業訪問をした後は皆で有馬温泉に寄り、和やかな時間を過ごしました。GMBAでは各国からの名だたるファミリービジネスから派遣されているクラスメートも多く、今回のCorporate Visitを通して、二代目社長が持つ悩みや事業を継続的に発展させる難しさを考えさせる契機となり、非常に貴重な時間となりました。
- 番外編
タイトで厳しい授業スケジュールでしたが、そのような中でも日本の文化に触れてもらう機会を日本人学生一丸となり、花見・酒蔵・USJツアー・・・など多数の小旅行を企画しました。その一部を紹介します。
2-Day Trip (4/13[土]-14[日])
姫路城~城崎温泉~天橋立~餅つき体験の1泊2日ツアーを企画しました。姫路城は桜のベストシーズンで海外の学生もその美しさに感動していました。温泉旅館では初めての浴衣に戸惑いながらも、温泉と和食を楽しみ、外国人生徒の日本文化への理解を深めることができました。
- Japan Sessionを終えて
ハードな授業内容に加え、様々な企画を開催したことにより、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。正直に言えば、当初は日本で授業を受けるよりも他国でSessionをした方が自身のためになるのではと考えていたのですが、外国籍のクラスメートに日本文化の理解を深めてもらうために日本人学生一丸で様々なイベントを主体的に企画・運営した結果、クラスの絆も益々深まり、予想以上にJapan Sessionの醍醐味を実感できた1ヶ月となりました。
長文となってしまいましたが、このあたりで次のメンバーにバトンタッチしたいと思います!
Hiro