皆さん、こんにちは。GMBA Class of 2020のInabaです。
この度、韓国セッションから始まった約半年間のCore Courseが無事終了しました！今回はAnn Arborセッションで受講した必修科目についてご紹介します。
その前に簡単に自己紹介ですが、私は2015年に鉄道デベロッパーに入社し、これまでオフィスや住宅、商業施設の開発や運営管理など不動産デベロッパーの仕事を担当してきました。Rossでは、ファイナンスやテクノロジー分野を中心に学んでいく予定です。
それでは早速Ann Arborセッションでの4つの必修授業をご紹介します。
ACC 593 Management Accounting
経営の意思決定ツールである管理会計の基礎として、コストアロケーションや業績管理・評価の手法などを学びました。授業では、まず講義形式で基礎的な知識をインプットした後、ケーススタディやグループワークを通じて、学んだ手法やフレームワークを事業の位置づけやマネジメント体制などに応じてどのように応用するのかを検討していきます。“会計”と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、内容はどれも実践的で実務に役立つ内容でした。
TO593 Operation Management
プロセスフロー分析、在庫管理、トヨタ生産方式、品質管理、プロジェクトマネジメントなど、生産管理はもちろん業務のプロセス管理まで幅広い内容を学びました。授業も、講義のみならずケースやシミュレーション、グループ毎に紙で家を作るHouse Gameなどバラエティーに富んでいました。教授はTechnology and Operationsの学科長Romanでしたが、生徒想いで優しく、質問や勉強方法についても丁寧に答えて頂きました。
MKT591 Marketing Management
Rossのマーケティングはストラテジーと並んで高い評価を受けています。授業はマーケティングの元学科長であるPuneet教授が担当でした。内容は、市場分析（3C）に始まり、マーケティング戦略（STP）、4P戦略などマーケティングの基礎を、講義、ケース、シミュレーションを通じてカバーしていきます。また、Ann Arborに本社を構えるDomino's PizzaのCMOを招いての特別講義もあり、理論と実践の両方を学べた刺激的な授業でした。
MO593 Leading People and Organizations
特定の企業に対する分析や個々人の振り返りなどに関するグループワーク・個人ワークを踏まえ、授業では「よい組織とは何か」「よいリーダーとは何か」などについてディスカッションを通じて考えていきます。これまでの必修授業は主にビジネスの“手法”を学んできたのに対して、Core Courseの終わりにこのような包括的なマネジメントの考え方を学ぶことで締めくくれたことは大変意義深かったと思います。
9月からはいよいよ選択科目が始まります。次回以降はこうした選択科目やAnn Arborでの生活についてお伝えできればと思います。
