ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

Rossの授業紹介!〜Marketing編〜

こんにちは!FTMBA2年目のRyoです。もうすっかり年末ですね。MBAプログラムも12月中旬にFall Termの試験が終わり、絶賛Winter Break中です。(といってもコロナ禍&冬の寒さのため自宅警備に勤しむ日々です)

  

今回は、私がFall通期で取っていた授業Marketing Research and Analytics (MKT618)について、紹介したいと思います。

 

そもそもMKT618って?

MBAプログラムでは、授業が必修科目(Core)と選択科目(Elective)に分かれています。Rossではフルタイムの場合、基本的に1年目のFall Aまでで 必修科目を修了し、Fall B以降は各人が自らの関心に沿って選択科目を受講するという流れになっています。(必修科目についてはこちらの記事で詳しく解説しています)

 

MKT618は選択科目の一つで、必修科目で学んだマーケティングの内容を発展させた授業となっています。MBAに来る前はマーケティングのマの字も知らなかった私ですが、必修科目で学んだフレームワークが実務でどのように活かされているのか興味があり受講することにしました。(ちなみにアメリカの大学ではほとんどの授業が難易度別に番号付けされており、大学院レベルは500番台から始まります。必修科目は基本的に500番台となっており、その発展系の選択科目は600番台になることが多いです。)

 

実際に何を学ぶの?

Marketing Research and Analyticsの名の通り、製品・サービスのマーケティングに関する調査および分析手法を学ぶ授業です。具体的には「新商品にどのような機能を搭載すべきか?」「価格はいくらに設定すべきか?」「どの顧客層をターゲットにすべきか?」等の課題を解決するために必要な各種調査(Focus Group, In-Depth Interview, Questionnaire etc.)の実行方法やデータの分析手法(因子分析、クラスター分析、コンジョイント分析etc.)を学びます。データ分析に関しては、分析手法の計算の中身を説明するというよりは、Rでどういうコードを書くと分析ができるかというところに焦点が当てられており、実務を意識したMBAらしい内容になっています。授業の進め方も学生の興味が持続するよう工夫されており、講義やケース以外にも、Googleや Facebookのマーケターをゲストとして招いて実務内容について聞く回などがありました。またActive Learningで有名なRossらしく、最終課題(グループ)は商品・サービスに関するアンケートを実際に配布し、その結果をRやExcelを用いて分析するというものでした。

1タームという短い期間でしたが、学びが非常に多く、マーケティングのマーくらいまでは理解できたんじゃないかと思っています笑

RossではMKT618以外にもマーケティング系の授業が幅広く開講されています。興味のある方はぜひこちらをご確認ください!Go Blue!