皆様、明けましておめでとうございます。FTMBA、Class of 2022のKazumaです。記事を書いているうちに日本では年が明けてしまいました。今回は、「MBAの間にリーダシップを磨きたいんだけど、Rossにはどの様な機会があるの?」という声にお答えするため、Leadership Experience(LDRx)を紹介したいと思います。
MBA生活が始まってまだ3か月しかたっていませんが、私の中では1位、2位を争う印象的なプログラムです。
LDRxとは?
LDRxとは平たく言うと、フレームワークに沿って自身のリーダシップを磨き、発展させるためのプログラムです。5~6人の学生グループを組み、グループ内でお互いの経験を共有、議論しながら必要なスキル、行動を学び、発展させていきます。
Rossでは、Sanger Leadership Center(SLC)と呼ばれる組織がリーダーシップ教育を担っています。SLCは、”リーダーシップはスキルと行動から成り、誰もが学ぶことができるもの”という信念のもと、様々なリーダーシップ教育の機会を提供しています。その中でもLDRxは、しばし学生生活の中で最も影響を受けた経験と評される程の人気のプログラムです。
どの様に進むの?
1.9月の中頃、SLCからFull Time MBA全員に参加募集メールが届く
2.グループ内の司会進行役か、単純な参加者かを選択し、申し込み
3.SLCが5~6人のグループを形成(内1名は司会進行役に任命される)
4.所属するグループで10月~3月末まで、週一回ほど集まり活動
実際に何をやっているの?
基本的にはThe Sanger Leadership Journeyと呼ばれるフレームワークに沿って活動を進めます。このフレームワークは大きく5つの段階に分かれており、段階に応じて、リーダシップに関する様々な内容を学びます。
例えば、最初の”1. Identify your point of origin and dream destination”では、”What makes a leader”や”Self-awareness”といったテーマに関する記事や論文を読み、グループメンバーの実体験を交えながらその内容について議論します。そして、そこでの学びをもとに週の目標を設定、実践に移すということを繰り返します。
何が得られるの?
私が実際にLDRxに参加して、今のところ得たものは、リーダーシップを発展させる機会と貴重な友達です。
・リーダーシップを発展させる機会
LDRxの主目的になりますが、リーダーシップを理論建てて学ぶ機会が得られます。リーダーシップはMBAと切っても切り離せませんが、具体的にどう学び発展させれば良いのかわからないという方も多いと思います。LDRxはそんなリーダーシップを発展させる機会を、長期にわたり継続的に提供してくれます。すでに上記フレームワークを使用しリーダーシップを磨いた先輩方(SLCやMBA2)からの助けも得られるので、うまく利用すれば非常に有用な機会になります。リーダーとしてさらに成長したいけど、正直何をすればよいのかわからないという方にはお勧めです。
私自身はまだプログラムの途中ですので、効果のほどは乞うご期待ください。
・友達
この活動を通じて、貴重な友人を得ることができます。週一回の集まりでは、グループメンバーの内面に深く関わる話(死別や挫折の経験)をする機会が多々あります。彼らが、どの様な経験をして、何を考え、今ここにいるのか、そういった経験を聞くことができます。私は幸運にも4人のメンバーの話を聞くことができました。彼らの話に衝撃を受けるとともに、自分の人生やこれからを真剣に見つめ直す機会になりました。人格の深い部分まで理解した上で、お互いに同じ目標に向かって切磋琢磨するので、とても仲良くなることができます。ほぼ初対面の段階から、そういった内容を共有できるのもLDRxならではだと思います。
今回はLDRxの紹介ということで、この辺りにしておきたいと思います。それでは皆様、楽しいお正月をお楽しみください!
Go Blue!
Kazuma