ミシガン大学MBA日本人ブログ

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海外MAP体験談 @Rwanda Healthcare NPO

こんにちは!MBA1のMです。MAP(Multudisciplinary Action Project)について、Sの米国Techでの体験AのインドE Commerceでの体験に続いて、私からはルワンダのNPO向けプロジェクトについて紹介します。

 

1. プロジェクト概要

私のプロジェクトは、ルワンダのコミュニティレベルでの医療従事者が用いるモバイルアプリを提供するNon Profit Organization(NPO)向けに同製品のコスト分析、価格設定のレコメンデーションを行うものでした。MAPは合計7週間続きますが、本プロジェクトでは2週目からルワンダの首都キガリを中心に約2週間現地に滞在しました。現地メンバーへのヒアリング、現場訪問などを行い、特に実際にモバイルアプリを使っている現場を見ることができたのは貴重な機会でした。

チームは米国人2名と私含む留学生2名の合計4名チームで、バックグラウンドはファイナンス、メディカルスクールとのデュアルディグリー等、多岐に渡りました。

NPO側からは製品の責任者、現地のコミュニティで製品導入を支援するチーム、ファイナンス担当者など、幅広いメンバーが本プロジェクトにかかわりました。

 

2. 振り返り

良かった点として、米国人中心のチームで協働する経験を通じ、自身の強み、伸ばすべき点を意識することができたことがあります。ヘルスケア領域での経験、プロジェクトマネジメントの経験等、各メンバーの異なる経験から学ぶ場面も多くありました。特に、米国人中心のミーティングにおける議論のファシリテーションの仕方については米国人の学生と一緒にプロジェクトを行うなかで学ぶ部分も多くありました。また、2週間の期間をルワンダ現地で過ごしたため、現場視察や現地メンバーとの議論の時間を多くとれたこともよかった点です。私自身、ルワンダ含むアフリカへの渡航経験がなかったため、非常に記憶に残る経験となりました。

 

一方、反省点としては現地からの帰国後はややだれてしまった時期もあることです。先方メンバーとタイムリーにやり取りできる現地でのワークと比して、米国への帰国後にプロジェクト進捗のスピードが下がってしまったことは否めません。

 

また、本プロジェクトを選んだこと自体に関する振り返りとして、上記のとおり今まで経験のなかった地域・国での経験ができたことはよかった点ですが、英語力の向上という観点では米国や他英語圏のプロジェクトに比べると劣る点だったのではないかと感じております。ルワンダは英語が公用語の一つとなっておりますが、カウンターパートのなかには英語を殆ど話さない方もいるなど、英語でのコミュニケーションが難しい場面もありました。それ自体は、海外プロジェクトを行う上で当然のことであり、そこからの学びもある点ですが、米国でのインターンシップの準備という観点では、米国の英語ネイティブのカウンターパートとの議論をリードする経験を選ぶという考えもあったかと感じました。この点は、海外か米国どちらのプロジェクトを選択するか検討する際に考慮してもよい点だと思います。

 

総じて、MAPは学びも多く新しい経験もできる非常に充実したプロジェクトとなりました。