ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

(クラブ活動) Community Consulting Club紹介

こんにちは、Full-Time MBA1年生のJ.Tです。今回は私が入っている Community Consulting Club (CCC)について紹介したいと思います。

 

クラブ活動概要

CCCは地元の企業やNPO向けに他の学生とチームを組んでコンサルティングプロジェクトをするクラブで、Rossの卒業生でStrategy& (PwCの戦略コンサル部門)で働く現役コンサルタントがメンターについてくれます。入学してまもない9月中旬に志望動機やどうAdd-valueできるか?等のショートエッセイ+Resumeを基に選考があり、通過者は9月末に各プロジェクトにアサインされ、12月初旬の最終報告会までプロジェクトを進めます。通常メンバーは書類選考のみですが、プロジェクトリーダーをやりたい場合は書類選考に加え、面接があります。(私がプロジェクトリードするとあちこちで炎上しそうなので、通常メンバーでアプライしました。)

 

プロジェクト概要

私は低所得者向けに安価な住宅を提供するNPOがクライアントで、課題はFlintの老朽化した建築物をリノベーションするプロジェクトを先方が進めており、どうやったら採算確保できる前提でコミュニティ住民の満足度向上に繋げることができるか?を検討するというものでした。チームは5名(自分以外はMBA同級生が3名、Weekend MBA生が1名)で、当初はリノベーション予定の施設を実際に見学する予定でしたが、コロナ再拡大により叶わず、全てリモートでのプロジェクトでした。①損益シミュレーション ②他のコミュニティセンターとのベンチマークの二つにワークストリームを分け、私は前者を担当しました。

クライアントのレスポンスがあまり良くなく、限られた情報しかない中、皆でベストを尽くしてやったところ、Strategy&への最終報告会でまさかの9チーム中、最優秀チームに選ばれ、5人みんな驚きました。おかげでクライアントへは$1,000が寄付されることになりました。

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CCCのCelebration資料向けの振り返り資料より (写真は最終プレゼン直前リハ)

クライアントからのふわっとした依頼をスコープに落としこみ、不完全な情報を基に提案をチームで考えるというプロセスはこれまでやったことが無く、良い経験になりました。また、英語でのクライアントコミュニケーションという点では、想像以上に貢献できず、自分のヤバさがよく分かり、同じくコンサルプロジェクトであるMAPに向けて危機感を煽る意味でも良かったです笑。CCCはRossが誇るAction-Based Learningの好例だと思いますので、興味のある方はぜひ入学後に応募してみることをオススメします!