ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

学校選びの際のオススメポイントとGMBAの魅力について

はじめまして。GMBA Class of 2021のTHです。Class of 2021生で繋いできたブログのバトンリレーも私で最後となりました。Ann Arborは、先日一晩で20cm強の雪が積り、気温もマイナス15度前後と引き続き冬真っ只中です。そのような状況の下、2021生はWinter AでCoreを2科目と各自興味あるelectiveを履修しています。

 

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本日は、これからMBA留学を検討しようとされている方を対象に、大手受験予備校などが公表しているものをいくつか参考にしながら、学校選びのオススメポイントと各ポイントにおけるGMBA Stephan M. Ross School of Businessの魅力を私なりの経験を基にお伝えしようと思います。今後ご自身で出願校を比較する際の一助となれば幸いです。また、GMBAに少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

 

主な学校選びのポイントとしては以下のものがあるかと思います。

  1. スクールカラー(校風)
  2. カリキュラム
  3. MBAランキング
  4. 入試難易度
  5. 入試資料一式の提出期限
  6. コスト
  7. 大学施設の充実度
  8. 住居環境
  9. 卒業生コミュニティ

 

それでは、上記ポイントについて、簡単に私なりの考えとGMBAの位置付けも併せてお伝えしたいと思います。また、各ポイントにおけるClass of 2021生の詳細記事のリンクも記載しました。ご活用ください。

 

  1. スクールカラー

カリキュラムとともに学校選びの際に最も重要になるポイントの一つだと思います。その理由は、学校が目指している方向性と自分のキャリアや考えが合っているのか、学校のコミュニティに自分がフィットするのかどうかを考慮する上で、とても重要になってくるからです。具体的には、学校が掲げるVisionやMottoなどに現れてくる点だと思います。また、各校の在学生・卒業生と実際に対話をすることで見えてくる部分でもあります。その意味では、今後学校選びを進める上で、在学生・卒業生と話す機会を設けることを強くお勧めします。

 

GMBAはStephan M. Ross School of Businessのスクールカラー同様、とてもcollaborativeなカルチャーだと思います。クラスサイズが40人のため、全員と関係性を深められることに加え、Core科目履修期間中は昼夜を問わず一緒に勉強し合い、寝食をともにすることで、このカルチャーが醸成されるのだと思います。受験生時代に私が卒業生の方に質問した際も、皆優しく丁寧に相手の立場に立って回答してくださる方々でした。このcollaborativeなカルチャーはGMBAの伝統です。

 

  1. カリキュラム

カリキュラムにはその期間と内容、スクール/クラスサイズ、学生のダイバーシティ(出身業界・国、ジェンダーなど)、クラブ活動、就職支援などが含まれてきます。それぞれPros/Consがありますので、検討している学校間での比較表などを作成し、受験仲間・留学カウンセラーなどと話し合ってみるのも、自分に合う学校選びの進め方としてお勧めです。

 

期間が16ヶ月(最大20ヶ月)のGMBAは、会社派遣生にとって短すぎず長すぎずの絶妙な期間となっています。実際、留学してみて1年ほど経ちましたが、1年間で授業・就活・ネットワーキングの全てこなすのは中々大変なのではないかと想像しています。また、GMBAのカリキュラム内容もとても優れていて、Core科目を40人程度のアジア人学生とともにRossの看板教授から集中的に学べ、Elective科目では10人から60人ほどの様々なクラスサイズでアメリカ人やインターナショナルな学生とともに学べます。就活をしないGMBA生にとっては、Core科目をクラスメイトとともに深く学べるコースデザインになっている点が個人的には非常に気に入っています。さらに、Rossのスクールサイズは400人ほどですので、本当に様々なバックグランドの方がいます。Electiveでの色々な学生との出会いは、学生の視野を広げてくれます。

 

実務から離れる期間を短くすることができ、アジアのネットワークを構築するとともにアメリカで勉強したいと考えていた私にとって、GMBAのカリキュラムはフィットしました。

 

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  1. ランキング

ランキングが全てではないと思いますが、ある程度上位にランクインしている大学に行くことにこしたことはないのかな、と実際に留学してみて感じています。それは、ランキングの高い大学ほど優秀な学生が集まってくるからです。MBAでは教授からの一方通行のレクチャーだけではなく、グループワークやクラブ活動などを通じた学生同士のコミュニケーションから学ぶ機会が本当に多いです。そのため、より刺激を受けられそうな仲間が多くいるコミュニティに身を置くことは自身の成長速度を加速させることにつながるのではないかと思います。

 

Ross(#9, THE ECONOMIST,2019)の学生は皆優秀で学生同士で多くのことを学びあえます。GMBA生も皆本当に優秀で、刺激に満ちています。Core科目では苦手な分野も履修しなければならないのですが、GMBAにはみんなで助け合い、学び合うカルチャーがあります。

 

  1. 入試難易度
  2. 入試資料一式の提出期限
  3. コスト

これら4〜6はいずれも学校選びの際の大切なポイントであるため、カウンセラーなどプロフェッショナルな方に相談されると良いかと思います。

 

  1. 大学施設の充実度

学業に集中できるような施設やインフラがしっかり整っているのかは、最低限確認しておいた方が良いかもしれません。また、大学が投資強化しているプログラムの関連施設もリサーチしておくと良いかと思います。

 

Rossは校舎が新しく、学ぶためのインフラがしっかり整備されています。コロナ渦によりまだ使用したことはありませんが、地下には最新機材が備わっているジムがあることに加え、ホテルも校舎に併設されています。さらにミシガン大学の施設(他学部、図書館、スポーツ関連施設)も利用できます。

 

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  1. 住居環境

米国(東海岸、西海岸、中西部、南部など)、ヨーロッパ(イギリス、大陸)、アジアなど、それぞれ一長一短があります。気候だけで言えば西海岸でしょうか。笑

また、学生がどのような場所に住んでいるのか、医療機関、お子様の学校、公共交通機関、治安、日本人コミュニティの有無などを考慮する必要があります。具体的には、在校生・卒業生に質問するとともに、ネットに多くの情報がありますので、探してみると良いと思います。

 

RossがあるAnn Arborは高速道路(I-94, US 23, M-14)に囲まれたコンパクトな街です。大学が街の中心部にあると言うよりも、大学の中に街があると表現した方がふさわしいくらい、あちこちに大学の関連施設があります。大学のWi-Fiも街中に飛んでいます。GMBA生は大学の保険に入るのですが、医療制度・施設も整っており、日本語が通じる先生がいる病院もあります。大学関係者が多いため教育水準も高く、ご家族連れの方には安心して子供を通わせられる学校があります。さらに街中には無料(学生)のバスが走っていますし、車を購入されても西海岸のような渋滞に煩わされる心配はありません。治安も良く、日系企業のオフィスがあるため日本人コミュニティがあり、日本食材も入手できます。郊外で勉強に集中したい方には良い環境かと思います。

 

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  1. 卒業生ネットワーク

最後に、ネットワーク構築もMBA留学中の重要な要素になってくると思います。学校全体のみならず、各国にもコミュニティがあるのか、どのような活動が行われているのかなど、確認してみると良いかもしれません。

 

GMBAは、アットホームでcollaborativeなAlumniネットワークがあります。1年前のプログラム開始時に、Alumniの皆様から東京で盛大に送り出していただきました。またRossのAlumniコミュニティに所属することになりますし、世界各国でコミュニティがあります。このようなコミュニティを通じて普段中々出会えないような方とも繋がることができるのは、Rossの強みの一つです。

 

いかがでしたでしょうか。各ポイントについて、私なりに考えるとともにGMBAの魅力を述べさせていただきました。これから学校選びを始められる方のお役に少しでも立てていれば幸いです。そして、このBlogを読んでGMBAに興味を持たれたClass of 202X生の方で何か質問がある方はお気軽にお問い合わせください。コロナ禍中、収束を祈りつつ、どうぞ皆さまご自愛くださいませ。

 

さて、Class of 2022生もアナーバーに到着し、GMBAは新しいスタートを切ろうとしています。次回の更新も楽しみにしていてください!

 

Go Blue!!