ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

Summer Internship in Camp Michigania

Nです。ロスは夏休みが4か月と長く社費生でフルタイムなどのオファーを狙ったサマーインターンのリクルートをしておらず、どう過ごそうか迷っていたのでが、Rossの就活掲示板サイトでたまたま目にしたCamp Michiganiaでのサマーインターンが目に留まり、とてもユニークで貴重な経験ができそうだと思い参加してきました!笑 
以下、おそらく日本人で過去訪れたことがある人がいないのではないかと思われるCamp Michiganiaとそのサマーインターンについてレポートしたいと思います!

1.Camp Michiganiaについて

Camp Michiganiaはミシガン大学Alumni Association が運営しているキャンプ場(https://alumni.umich.edu/camp-michigania/)でミシガン州北部のBoyne City内のWalloon Lakeのほとりに位置しています。6~8月のサマーキャンプがメインイベントですが他にも秋や冬にももう少し規模を縮小してイベントを開催しているようです。気候は北海道みたいな感じで夜間でもエアコンが必要ないくらい肌寒いくらいで、日中は30度近く気温が上がることもありますが、乾燥しているため比較的過ごしやすかったです。

2. Summer Campについて 

サマーキャンプは一週間のプログラムで6月の上旬から8月の末まで1週間のプログラムが10週繰り返されます。1回のプログラムには約400人程度参加し、参加者はみなミシガン大学にゆかりのある方々で、大人はAlumni Membershipに加入していることが必要です。基本的に子供やおじいちゃんおばあちゃんなども連れて家族で参加しているケースが多いです。

アクティビティが多岐に渡っており、Boat、Swiming、Riflery、Tennis、Art &Craft、Horse Riding、Ropeなどなどのプログラムに参加できます。また、子供は年齢別に分けられ、時間ごとに別々のプログラムに参加できる仕組みなので、親は子供たちをキャンプ場に預けて思い思いに好きなアクティビティに参加したり、ゆっくりと時間を過ごすことができます。

宿は、コテージが用意されており、ごはんは食堂のような大きなホールで3食用意されるため、キャンプ場というよりはグランピング場といった方がイメージに近いかも。 さすがアメリカといったところでキャンプ参加者やスタッフ同士の距離が非常に近く、親密なコミュニティが形成されています。中には”Life-long week-4 camper”といったように子供のころから30年近くずっと4週目のキャンププログラムに参加している、といったような参加者も多く、スタッフよりもキャンプ場に詳しかったりします。また、Faculty Forumといってミシガン大学の教員がセッションをする機会などもあり、大人でも楽しめる内容になっているかと思います。 

3.Summer Internshipについて

おもに学部生を中心に、80人程度のプログラムスタッフが少数のAlumni AssociatinoのAdministration Staffとともにキャンプ場を運営します。インターン生は、キャンプ場のアクティビティの運営などを行い、日々のキャンプ場のプログラムはほぼ学生によって運営されているイメージです。また、上記プログラムスタッフの他に、ラテンアメリカや東欧(ポーランドやルーマニア)からもキッチンやメンテナンススタッフを30人ほど雇用しており、学生だけで100人を超える規模です。

自分はオフィスとアパレルストアを担当し、オフィスでは電話応対、システム管理、事務作業、やキャンプ参加者の質疑応対などを主にしていました。また、アパレルストアではレジ担当や、在庫管理、店内の整備などアパレルショップの人がやってそうなことは大体対応していた幹事です。 

このインターンに参加して良かった点はたくさんありますが、大自然で3か月のびのび過ごすことができたこと、日頃関わることのない多くの学部生と交流する機会がもてたことも刺激になったこと、彼らやキャンプ参加者との交流によってアメリカの多様性に対する理解が深まったこと、などです。日本人は自分一人で英語しか話す機会がなく、かつオフィス業務という関係かつキャンプ場という白人アメリカ人が大多数の環境の中で、ネイティブとの英会話を四六時中もとめられたことからスピーキングとリスニング力は嫌がおうにも向上したと思います。また、自分はオフィスで働いていることもあり、キャンプディレクターと話すことも多かったので、色々お話しできたのもよかったです。学生100人超とときに口うるさいキャンプ参加者400人超をまとめて一つのウェットなコミュニティ形成をする姿に、多くのリーダーシップを学ぶことができたと思います。

一方で、悪かった点は、住環境と拘束時間。キャンプ場のプログラムの関係もあり、週休1日しかなく、3か月これを繰り返すのはかなりストレスとなりました。また、スタッフの住環境もあまりよくなく、5人でひとつのバスルームを共有することなどがストレスでした。途中から交渉して、人数が少なく、より広い部屋に移ることができましたが、もしこのプログラムに興味があり応募を考えている場合は、住環境について、事前に強く希望を出しておく方がいいと思います。

4. まとめ

フルタイムインターンと比べると、まじめさや大変さに欠けるイメージもあるかと思いますが、英語でのコミュニケーションという観点だとオンもオフも常に英会話満載でコミュニケーションが不可欠ですし、トラブル対応なども必要で、英語力の向上は必須だと思います!たくさんの人と密なコミュニケーションを持てて、自分にとってはすごくいい経験で2年目のMBA生活にもずいぶん役に立っていると感じているので個人的にはMBA留学に欠かせない貴重な経験になったと思います!ぜひ社費の方で夏の過ごし方に悩んでいる方は、ご検討ください~