ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

サマースクール について

Class of 2019のShoです。

今週はせっかくの3連休なので、マウントラッシュモアを見るためにサウスダコタに向けてドライブしてます。

約10時間のドライブになるのですが、まだ道半ばです。。。

 

 

今回は、ミシガン大学のサマースクールついて紹介します。多くのビジネススクールでは、非ネイティブ向けに英語力向上のためのサマースクールコースが用意されています。ミシガン大学のサマースクールは、EBS(English for Business Studies)という名称で、ミシガン大学のEnglish Language Instituteが主催しています。


English for Business Studies

https://lsa.umich.edu/eli/summer-programs/english-for-business-studies.html


EBSは、MBA生向けにカスタマイズされたプログラムになっています。そのため、英語だけでなく以下のようなビジネスに関する科目も含まれています。

-Business Writing

(レジュメ、カバーレタ、Eメールーの書き方などについて学びます)

-Marketing

(名前のとおり、Marketingに関する授業です。)

 

f:id:japanmichiganross:20180526232703j:image

地元の製粉所での工場見学

 

 

このプログラムの一番の目玉は、Marketing Presentation Contestです。生徒は5,6人のグループに分けられ、それぞれ会社を割り振られます。そして、その会社の業績を伸ばすためのマーケティングプランを立案し、EBS最終日にプレゼンをします。そのプレゼンは、地元の企業の人達を審査員として招き、コンペ形式で行う形になっていて、EBSでの学んだ事を実践する場になっています。

 


自分のグループが割り振られたのは、AMTRAKというアメリカの鉄道会社で、日本でいうJRのような会社です。僕達は、マーケティングプランを立案するのに相当苦労しました。というのも、日本と違い、アメリカは完全な車社会で、鉄道はマイナーな交通手段です。更に、AMTRAKは、先進国の鉄道会社と比較して大分劣っていて、毎年のように死亡事故、数時間の遅延を度々起こしています。調べれば調べるほど、AMTRAKを選ぶ理由が見つからない状況でした。そこで、実際に利用している人の声を聞こうという事になり、駅に行き、利用客へのインタビューなどを行いました。そういった情報を元にグループで話し合った結果、「長距離寝台列車」の利用促進にフォーカスしたマーケティングプランを立案しました。残念ながら入賞にはなりませんでしたが、メンバー間の仲は良く、楽しくワークに取り組む事ができました。

 

f:id:japanmichiganross:20180526232908j:image

AMTRAKチームでの集合写真


クラスメートは、僕の様にEBSへの参加は必須ではなく、自主的に参加している人が多かったです。国籍は、中国15人、日本9人、台湾2人、韓国1人、タイ1人、ドイツ1人と、アジア系が大半をしめていました。しかし、それぞれのバックグラウンドは、医者、政府系出身者、大手IT企業、戦略系コンサルタントなど、多種多様な感じでした。そのため、彼らとのグループワークは、日頃英語を使う機会がなかった自分にとっては、いい刺激になり、授業と同じぐらいの学びと経験になりました。