”私は、ラブだのフェアだのは信じない。信じているのは、パッションだけよ。”
−リン・ハットフォード
Full-Time MBA2年生のHirotoです。
自分がJTrek2019の運営リーダーだったこともあり、今回はその運営を通じて学んだことをご紹介したいと思います。
完全に個人的で局所的な事柄に振り切っていますので、JTrek自体の様子については、”自称FTMBA Class of 2020の嫁”が書いた「JTrek2019レポート!~日本よいとこ一度はおいで~」(2019年9月5日投稿)をご参照ください。
さて突然ですが、皆さんはキャリアの中で自分事としてパッションを強烈に持って仕事にあたった経験はありますか?
私は恥ずかしながらなかったように思います。
自社史上最大の企業買収の検討を担当した際も、かつては日本を代表した企業の事業再生に向けたバンクミーティングに際しても、プロ意識を持って臨んではいたものの、言葉を選ばずに言えば究極的には”他人事”でした。(仕事内容ではなく自分の問題ですが。)
今回のJTrekの中で、特に私が個人的な想いを強く持って実行したイベントがありました。それは、合氣道セミナーです。学部生時代に4年間勉強もせず合氣道ばかりしており、その理念はビジネスにも非常に役立つと感じていたことから、当時お世話になった人生の師とも言える師範にお願いをし、多忙を極める中ではあったものの、JTrek参加者(JTrekker)に向けた体験型のセミナーを実施して頂きました。
結果的には15名ほどのJTrekkerが参加し、彼らにとって満足度の高いイベントを実行できたと自負してはいるのですが、その過程では自分の想いを処理するうえで反省すべき点がありました。それは、
中途半端だった
ということです。
自分の想いは非常に強いのに対し、「言っても合氣道はマイナー文化だし、強制参加にしない方がいいかな…」とか、「リーダーが個人的な想いでTrekを好き放題デザインしたら皆嫌がるかな…」とか小賢しく、それを(仕事で言うところの)プロ意識だと自分を騙し、JTrekker全員参加ではなく任意参加のオプショナルイベントとして実施しました。
結果としてはアピール不足もあり、師範に当初お伝えした参加見込み人数の半分以下で実施せざるを得なくなりました。人数が集まらない過程では師範に対する申し訳なさや自分に対する不甲斐なさで非常に苦しみました。そのネガティブな感情は、リーダーとして果たすべきJTrekの他のタスクにも悪い方向に影響したと感じます。
振り返れば、2つのベターな方法があったように思います。
① 合氣道の素晴らしさに自信を持ち、他の日本人リーダーと参加者にしっかりそれをアピールし、全員参加の全体イベントとして実行する。
② その覚悟がないのであれば、そもそもやらない。
自分では①で行くべきだったなと感じています。
卒業後は”他人事”ではなく、より”自分事”としてパッションを持てるキャリアを築きたいと思っています。今回の経験からプロフェッショナリズムとパッションの調和について考えさせられました。答えはきっと奥の方、心のずっと奥の方です。情熱の真っ赤な薔薇を胸に咲かせようの精神で行きたいと思います。
最後に2点。
こんなハイパー私的な悩みを抱えながら運営していたリーダーがいながら、素晴らしいJTrekに仕立て上げて頂いた他の日本人サブリーダーの皆さん、本当に有難うございましたm(__)m
あと、すごい辛気臭い振り返りになってますが、JTrekはとても楽しいイベントです!笑
というわけで、冒頭でご紹介した「JTrek2019レポート!~日本よいとこ一度はおいで~」もぜひ読んで頂ければと思います!
Go Blue!