おはようございます、こんちには、こんばんは。FTMBA Class of 2022のKKです。現在夏休みが終わり、2年目の授業が始まったところです。まだ、マスクが要求されていますが、キャンパスやダウンタウンに人が戻ってきており、なんとなく明るい雰囲気になってきたと感じています。
今回はTauberの夏季インターンである、Tauber team projectについて書きたいと思います。Team projectはTauber生がチームを組み、14週間企業が抱える課題に挑むインターンです。RossのFTMBAは夏のインターンが必修となっているため、学生は1年目の頭から夏のインターン獲得に向けかなりの時間を費やしますが、Tauber生はインターンのポジションが保証されているため、少し余裕を持った生活をおくることができます。(Tauberの必修が追加されるため授業の負荷は少し高くなりますが)
目次
1.インターン獲得までのプロセス
2.過去のスポンサー
3.Team Projectの利点・欠点
(注意)Tauberのプロセスは通常のインターンとは異なります。
1.インターン獲得までのプロセス
大きな流れから説明しますと、
- Project発表(12月頃)
- Corporate presentation&Networking
- Interview獲得のためのBidding
- Interview
- スポンサー、学生双方によるRanking
- Project決定(3月頃)
という感じです。
まずCorporate presentation&Networkingはその名の通り、スポンサー企業からのプレゼンを聞き、その後Networkingで自分を売り込む形になります。私の場合はすべてオンラインになり、Networkingはほとんどありませんでしたが、通常の年であれば、スポンサーと話す時間がもう少しあるので、Elevator Pitch、プロジェクトに関する質問、Resumeの説明を練習していくべきでしょう。企業によっては予告なしにBehavioral Questionを投げてくる場合があるので、一般的な質問についても準備することをお勧めします。
次はInterview獲得のためのBiddingです。これは学生が持ち点を割り振りプロジェクトのInterview枠を獲得するプロセスです。まず、企業側がResumeとNetworkingの結果から数人の学生にInterviewオファーを出します。オファーを貰った学生が受理した場合、そのプロジェクトのInterview枠が減ることになります。企業側からのオファーによるClose listが確定した後、残りの枠をBiddingにて獲得します。通常Close listはEngineeringとMBAで各2,3名、合計4-6名選ばれるので、残りの枠をBiddingで争うことになります。2020年の例でいえば、人気のプロジェクトは6枠、不人気のものは12枠残っていました。学生は最低でも4、5社分のInterviewを獲得しなければならないため、一つのプロジェクトに全持ち点を割り振るといったことはあまり起きないようです。(プロセス上可能ですが、そのプロジェクトを獲得できなかった場合に、まったく興味のない分野でインターンをすることになる可能性があります。)
実際のInterviewですが、制限時間が30分と短いため、あまりひねった質問は飛んでこない印象です。自己紹介、Why this project?, How to contribute?, What was your proudest accomplishment?, What kind of skills do you have?など基本的なものを練習しておくと良いでしょう。
全てのInterviewが終了した後、スポンサー、学生双方によるランク付けが行われます。その後、Tauberオフィスがプログラムを走らせ、全体のランク合計値を最小にするような組み合わせを選び、プロジェクトの配属が決まります。
2.過去のスポンサー
ここ数年の実績を見ると、下記の企業がよくに参加しています。
- Microsoft
- Amazon
- Pfizer
- Boeing
- GE
- GM
- Ford
- Curation Foods
- Pepsico
- Target
- DTE
詳細はこちらから確認ください。
3.Team Projectの利点・欠点
最も大きな利点は、プロジェクトがきっちりと構成されていて、目的、必要なスキル、得られる経験が通常のインターンと比べはっきりしていることです。もちろん全てのプロジェクトがそうとは限りませんが、Scope設定で長い時間を費やすことは少ないように感じます。また、チームで参加し、14週間と比較的長いインターンであるため、形に残る提案ができる傾向にあります。私の場合、上司がチームが行った実地試験を引き継ぎ、6か月後に結果をみて、全体に展開するかどうか決めるというところまで持っていくことができました。
欠点としては、Tauber生はあくまでTeam projectからインターンを選ばなければならないため、興味のあるプロジェクトがない、という場合も起こります。多くのプロジェクトはOperation、Supply Chain関連なので、その分野に興味のない方は、通常のFTMBAをお勧めします。
それでは今回はこの辺で。Go Blue!