ミシガン大学MBA日本人ブログ

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス在校生、卒業生の日頃の生活や学習内容などを紹介していきたいと思います。

Ann Arbor出産のすゝめ

はじめまして、Global MBA Class of 2020のOzです。

 

12月に入りアナーバーではいよいよ本格的な冬が始まりました。学校生活ではFall Semester の期末試験や最終課題が終わり、今週よりWinter Breakに入ります。多くの学生が旅行や帰国の途につくため、町ではHappy Holidays! という声が飛び交い皆一様に笑顔であふれています。

 

さて私事ですが、11月にミシガン大学附属病院にて長男が生まれました。海外での出産に不安を感じていた部分もありましたが、過去にアナーバーで出産を経験された先輩方のアドバイスのおかげで、とても満足のいく環境で我が子を迎えることができました。今回は将来アナーバーにてお子様が誕生する皆様の一助になればと思い、ミシガン大学での検診および出産についてご紹介します。

*以下記載する内容は私の体験が元となっていますので、最新の情報はご自身で病院にご確認ください。

 

1. 渡米準備~初回検診

渡米前に妊娠している場合、日本での検診記録がついた母子手帳及び各種検査結果が必要です。渡米後すぐに検診が必要な場合に備え、必ず手荷物にて携帯しましょう。渡米後の妊婦検診は、ミシガン大学家庭医療学科が運営する日本家庭健康プログラムを利用することになります。同プログラムは予約受付や診療をすべて日本語で受けることが出来るため、家族も含め安心して受診することができます。

渡米後に同プログラムの窓口に電話をして、初回の検診予約を取ります。初回予約時には米国での電話番号、住所の登録が必要です。妊婦検診は優先して予約してもらえるので慌てる心配はないと思いますが、不安な方は渡米前にご自身の渡米スケジュール、いつ頃受診したいかを前もって伝えておくと良いかもしれません。

Japanese Family Health Program | Japanese Family Health Program | Michigan Medicine | University of Michigan

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. 両親学級と病院見学ツアー

初回検診時に2回目以降の予約も取れますが、その際に両親学級の受講も勧められます。両親学級では同時期に出産予定の家族と知り合うきっかけになり、出産・子育ての情報交換ができるためできる限り参加されると良いと思います。私自身、ミシガン大学だけでなく様々なバックグラウンドの方々と知り合い、家族ぐるみで非常に仲良くなりました。なお両親学級に参加できる場合は、定期検診も同時間帯に受診できることができます。

また出産をするミシガン大学附属病院の見学ツアーの案内がきますので参加をおすすめします。というのも、両親学級および検診はドミノズファームという異なる施設で行うため、当日まで出産する部屋を確認する機会がないためです。ちなみに出産する部屋は個室で飲食のルームサービスが可能な他、テレビやゲーム機なども置いてあります。

 

3.出産準備~出産後

いよいよ出産準備が近づいてくるとBirth Planを記載します。記載内容は思ったよりも細かく、無痛・普通分娩の選択といったベーシックなものから出産立ち会い中の呼び名、立ち位置、へその緒のカットをしたいかなど多岐にわたります。なお予約のできる検診と違い、出産当日は担当医・看護師が日本語を話せるとは限りません。そのため基本的には英語での会話となりますが、難解な医療用語が多く意思疎通に不安がある場合は必ず通訳を依頼しましょう。その旨を伝えればすぐに電話通訳を用意してくれます。出産後は2日のみ入院したのちに退院しました。出産後はカウンティへの出生証明書の発行依頼や子供の保険加入手続き、在デトロイト日本総領事館への出生届など事務作業も忘れずに行いましょう。

 

以上簡単に記載しましたが、より詳しく知りたい方がおりましたら遠慮なく私までご連絡ください。学業と出産準備・子育ての両立は体力的に大変な局面もありますが、クラスメートや教授に我が子の誕生を祝福してもらい公私ともに充実した留学生活を送れております。もし留学中の出産を検討している方がおりましたら、本投稿がお役に立てれば幸いです。

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授業中にもお祝いしてもらいました